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16年間にわたり盛岡市立高校の男子新体操部監督を務め、同校チームを全国優勝に導いた野呂和希さん(43)が3月末で監督を退任、出身地の青森県八戸市に戻った。当面、競技現場を離れるが「新体操王国・青森をモデルに、新体操の技能を生かせる社会スポーツや雇用の場が全国に広がれば」との思いを強く持つ。

 野呂さんは白銀中、青森山田高、国士舘大を卒業、宮城・白石東中教員を経て、2002(平成14)年、前任者の荒川栄さん(45)=青森山田高新体操部監督=から監督を引き継ぐ形で盛岡市立高に赴任。多くの優秀な選手を育て今春、かつての教え子2人にバトンタッチした。

 青森市の青森山田学園体育施設でこのほど、野呂さん、荒川さんが顔をそろえた。野呂さんにとって荒川さんは、中、高、大学とずっと背中を見続けてきた2年先輩の兄貴分だ。

 野呂さんは、新体操競技の普及に、まだ伸びしろがあるとし「採点ルールをもっと分かりやすくしなければ。変化を恐れないことが競技発展の道」と話した。選手、指導者として長年、新体操競技に携わってきた2人は、採点競技ゆえの「ホーム・ディシジョン(開催地有利の採点)」にやりきれない思いをした経験がある。男子新体操は減点制だが「女子新体操、器械体操やフィギュアスケートがいずれも加点制。男子新体操も同じ制度にする必要がある」と強調する。

 また、男子新体操経験者は教職員になるか、まったく関係のない仕事に就くなど、進路が限られている。これを踏まえ2人は「もっと選択肢が増えれば」と言う。そうした思いを基に荒川さんは現在、幼児教育に新体操のトレーニング手法を活用したり、青森大新体操部の中田吉光監督らと連携し、男子新体操とストリートダンスを組み合わせたパフォーマンスのプロ集団「BLUE TOKYO」を設立したりしながら、社会スポーツに新体操を生かし、競技経験者の“出口”を広げている。

 野呂さん、荒川さんはともに「新体操王国・青森は、さまざまな可能性を秘めている」とし「サッカーなどメジャースポーツと同様、社会の幅広いジャンルで新体操が生かせるシステム作りを目指したい」と将来像を思い描いている。

東奥日報社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180521-21140917-webtoo-l02
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